前回同様に今回も技術的なメモ。
前回は素材選びで、今回はさらにその素材と構成を詰めてコストも検証する。
そういえば海外ではL字のアングルでレイアウトを作る人は見た事あるけど、規格化されたアルミフレームを使ったレイアウト制作をしてる人を見た事がない。
そういえば海外ではL字のアングルでレイアウトを作る人は見た事あるけど、規格化されたアルミフレームを使ったレイアウト制作をしてる人を見た事がない。
こういう時はLLM のナレッジを頼る。
するとアメリカでは80/20と言う会社がアルミフレームを作っている事がわかった。
そして日本よりも圧倒的に高い、
この動画によると約1メートルで125ドル、中国製の互換品で80ドルだと言う話。
一部に採用する人はいるけどフルアルミフレームで全体を作るのは家が建つレベルだと言う。
それは言い過ぎだと思うけど自分が今まで買ってきたNIC のアルミフレームは黒塗装されたものでも1メートルでたったの992円だ。
ドル換算だと現在の為替で6.31ドル。
アメリカで同様のレイアウトを作ろうとすると家が建つほどじゃないけど車が買えるレベル。
日本の高品質な産業用アルミフレームがミリ単位でカスタムオーダー出来てこの価格は幸運だ。
温度と湿度の差が激しい日本ではこの選択はかなりありだと思う。
とは言え木材より遥かに高いのでコストの計算が必要。
とくに高いのはアルミフレームそのものよりもブラケット類。
単価は安くても膨大な数が必要なので高くなる。
話はそれるけど動画の中でモート氏がフルアルミで作っているけど、これはAluset 社にフルオーダーして設計からやってもらったらしいので2300ドル(現在だと約36万円)かかってる。
サイズはわたしのレイアウトの半分くらい。
サイズはわたしのレイアウトの半分くらい。
NIC や80/20 のようなアルミフレームではなくモート氏が航空機設計のプロでもあるそうなので軽量で柔軟なAluset 社のアルミフレームを選択していたようだ。
そのためブラケット接続ではなく内部で接続するタイプで見た目は美しいけどかなり弱い。
実際モート氏のレイアウトは上部に支柱が突き出てしまい高密度ウレタンボードが割れている。
話を戻してテストで買ってある3030アルミフレームに執着せず2020で設計しなおした。
かなりスリムになったけど、1メートルの梁の中間耐荷重が1/8 くらいになるので支柱を増やした。
そして最も荷重のかかる手前のセクションは2040を縦使いする事にした。
これで逆に3030よりも耐荷重が8倍くらいになった、でも3030より安い。
そして手の届かない部分は潜って下から顔を出せるように考えているけど、アルミフレームのような軽量なワークベンチならキャスターつけて動かせるのでは?
そもそもカグスベールのようなものはどうだろう?
とLLM と相談しながら考えて行きついたのが「超高分子量ポリエチレン=UHMWPE」
産業用の摩擦が極端に低いつるつるの素材。
これを穴あけ加工してアルミフレームの足に取り付ける。
支柱は全部で30本ほどあるので、全重量が100kg を超えても1本あたり3.3kg で余裕。
おそらく10kg くらいあっても余裕で動く。
下がそこそこ高級な分厚いフローリングなので耐久も問題ないはず。
UHMWPE自体50 x 50 x 5mm 中央にザグリ穴加工してもらって1枚900円。
30枚必要なのでこれだけで27000円、でも将来性を考えたら投資したい。
ヘビーブラケットとノーマルブラケットを使い分けて引っ張った時に歪まないように設計。
それだけでも足らなそうな部分はステーで補強。
2020 総延長 38,620 mm
2040 総延長 24,000 mm
ヘビーブラケット x 83
ノーマルブラケット x 117
総重量 約 37.8 kg
これでアルミフレーム全体のコストは約11万円。
さらにUHMWPE や路盤ベース用の高価なフォーレックスなど含めると25万くらいになる。
何だかんだで30万くらいになりそう。
でも2021年から考えていたレイアウトの時は100万くらいかけるつもりだったのでかなり下がった。
次は3dsmax 上で仮の情景を作ってみてアルミフレームや勾配用ステーに矛盾がないか確認。
内部のステーはヘリックスのような作りになってるけどシンプルなので破綻してない。
1層目の高さも稼げてるのがわかったので架線も問題なく張れる。
2層目のカーブ隠しは建物や樹木でごまかす。
前に書いたけどここには古城も作る予定。
こちらは特に重なりとかないので問題ない。
地面を掘ってみるとアルミフレームが出てきてしまう。
下げ過ぎると地下ヤードへ続くスロープと衝突する。
ここは構造を考え直す必要がありそうだ。
問題はアルミフレームとステーが飛び出さないようにする必要がある。
オープントップだとここが難しい。
橋は3D プリンターで作るつもりなので中空にしてアルミフレームを囲うイメージ。
そうすれば3D プリンターのレジンなどが劣化しても勾配が変わる事がないし修正も可能になる。
ライフワークなので長いスパンで考える。
ヤードへのスロープとの干渉も問題なく設計できた。
撮影前提なので次は情景のどこからの眺めが最高になるかを見ていく。
でもこれはじっくりやりたいので次回。
ってグレッグ・イーガンのディアスポラで確かオルランドが言った言葉。
「予測と現実の結果が同じなら何故シミュレーションで済まさなかったのか?」
という皮肉を思い出す。
でも手を動かしたい、何より車両も走らせたい。
まだまだプラン検証は続く。










