The Nameless City

2026年9月10日木曜日

OpenAI GPT-6 Astra を活用したモデリング

最近急激に増えたGPT-6 Astra を用いたAI による3DCG ソフトウェアの制御の話。

3DCG ソフトウェアはDCC ソフトウェアと言われる。
Digital Content Creation の略でDigital Command Control と間違える。
高機能であるほどモデリング、パーティクル、ライティング、レンダリングなどが統合されゲームや映画などのVFX などありとあらゆる作品に使われる。
だから3DCG という枠組みを超えてDigital Content Creation と言う事なんだろう。

中でもBlender は無料かつ高機能で現在もっとも手に取りやすいDCC ソフトウェアといえる。
Blender は意外と古く1994年にオランダのアニメーションスタジオのインハウス向けでスタート。
当時はLightwave と同じAmiga で動作した。
1998年にSilicon Graphics 向けにフリーウェアとして公開、スタジオが解散になるとBlender のための会社を設立シェアウェアで継続するも2002年に倒産。
その後開発を継続するための非営利団体を設立オープンソース化。




自分は大学1年の頃リリースされたAutodesk の3D Studio MAX (現3dsmax ) の学生版を購入。
当時すでに60万を超えるソフトだけど学生証を見せれば10万と言う当時驚くべき低価格で買えた。
代理店のToo が大学に入っていたのでそこからデジタル部門を紹介してもらった。
大学はMac だったし3DCG もないのですべて独学。
映像学科でもないのに映像も独学。
10万と言う価格のおかげで今も仕事がある。

今は無料で良いな!今はAI で何でも出来て良いな!なんて思わない。
SNS でAI を駆使して作られたものを見るとイライラするというクリエイターのポストも見た。
自分は逆で当時購入までも面倒で10万で喜んでるレベルだから無料で高機能なDCC ソフトウェアがネットで手に入るなんてすごく良い事だと思う。
自分がした苦労を後の人がする必要なんてない。
もっと手軽に!もっと使用人口が増えて進歩して!って思う。

前置きが長くなったけどGPT-6 Astra を用いたAI による3DCG ソフトウェアの制御の話に戻す。
自分はエンジニアではないのでコーディングなど話は聞くけど自分ではやらない。
一応クリエイターの端くれなのでAI 生成は使うとしてもAdobe のFirefly など著作権がクリアしたものしか使えない。
でもAI 自体面白いのでこのブログでも2022年くらいからStable Diffusion もテストしていた。


ローカルLLM でどこまで出来るか知りたくてStable Diffusion 環境を構築。
GeForce RTX 2080 Ti を使って10分も20分もかかった記憶。

そこから画像生成、動画生成AI は急激に進化してほとんど見分けがつかない所まで来た。
自分は倫理、道徳、法律を守れば生成AI は歓迎。
自分の仕事が奪われるのは間違いないけど、しかし自分が得た知識や経験はAI がAGI になっても同じだけ時間がかかるわけだからクリエイティブだけはあと数年負けない。

イライラしたり妬んだりする暇があったら自分はその技術を自分のものにしたい。
活用する側になりたいと思ってしまう。
ただOpenAI GPT-6 Astra が登場するまでまだまだ自分の仕事で活用するのは先だなと思っていた。

OpenAI GPT-6 Astra が登場したのはこれを書いてる日から1週間ほど前、2026年9月3日だ。
Blender とOpenAI のソフトであるCodex を接続するMCP が誕生したのは2025年初頭。
そして自分が使っている3dsmax のMCP が2026年2月に誕生し5月末に正式リリース。
MCP はModel Context Protocol の略でAnthropic が発表したオープンスタンダードのAI と外部ツールなどが接続するための規格。

仕事の都合でなかなかテスト出来たかったけど昨日からようやく本格的に触り始めた。
OpenAI GPT-6 Astra とBlender や3dsmax などクリエイティブソフトと接続すると何ができるか?
一番は完全に自動化が可能になる事。
まずはMCP の接続の確認をしたくてBlender で適当な車のモデリングをしてもらった。
Blender を使ったのはおそらく今最も普及してる3DCG MCP だと思うから。


見た事のない車ができあがった。
しかし凄いのは自分はBlender の画面をいっさい触っていない。
Astra はCodex で計算しPython を使ってBlender へ結果を送っている。
だからモデリングの過程が見れるわけじゃない、でも修正も行っていくので出来たり消えたりする。

Blender での接続がうまく行ったので次は本命というか自分のメインで使ってる3dsmax にもMCP で接続をしてテストをして見る事にした。












BR52 の図面をネットで探してその図面だけを元にモデリングしてもらった。
もし自分でBR52 をモデリングするなら同じくネットで図面を探しそれをもとにポリゴンモデリングをするはずだから同じことを短いプロンプトでやってもらった。
写真も自分で検索して参考にするように伝えたけど結果はこの通り似ても似つかないものになった。


しかし可能性は感じる、もうこの段階でいける!と思った。
やはりあくまでLLM なのでプロンプトが問題。


次はもう少し簡単そうなBR64 にしてみた。
今度はネットで探した図面や写真を見せてモデリングさせる。
何となく似てるけどなんともヘンなBR64 になった。










次に細部の調整をさせる。
実車の写真だと光の加減などで判断が難しいと思いLenz の0番ゲージのBR64 の写真を見せた。
するとかなり良い感じに似てきた。
とくにキャブ部分があまりにもおかしかったので重点的に修正させた。





だいぶ良くなったけどまだ印象が違う。
よく見たら石炭部分が全然違う。
同じLenz の写真を見せてここをもっと似せて、もっと詳細にと指示をした。






ここまで来てやっとスタートラインといった感じ。
図面と写真だけで判断して作ってもらってるので限界もある。
実際はLLM らしく構造的に実際に動作するように設計デザインもしながら作らせれば完璧だと思う。
しかしChatGPT のプランがPlus だとトークンに限界がありすぎてそこまで頼めない。
Pro でもすぐに枯渇するかもしれない。

しかしここまでくれば正直あとは自分で追加修正してもそんなに手間ではない。
これを1 から自分でモデリングしたら1カ月かかる。
もともとハードサーフェスのモデリングは得意だけど、でも専門ではないので作業が遅い。

そうそう3DCG をやってると言っても最初に書いた通り出来る事が無限にあるので普通は分業する。
例えばモデリング担当、リギング担当、アニメーション担当、マテリアル担当、ライティング担当、レンダリング担当。
最低限のこれだけでも人件費がかかる事が分かる。
自分は映像制作がメインであって3DCG はそのツールの一部なので全部自分でやってる。

これが今後Astra と言う超優秀なアシスタントに作業を任せられると言う事。
自分はディレクションに徹する事が出来て、必要であれば手を加えれば良い。
自分の理想の環境が出来つつある。

最後にV-Ray を使ってレンダリングもしてもらった。
フォトリアルにするように指示したけど少しだけバラストや草木を生やしてくれた。
なんというサービス、でも無駄なトークン使わないで欲しかった。




これを見ると最低限の質感付けもしてるしV-Ray の設定も最低限いじってやってくれた。
レンダリング設定だけでも素人にこれを教えるのはかなり時間がかかる。
AI なら一瞬で情報を自分で検索し最適解を見つけてやってくれる。

今の所LLM のAI は何でも出来るわけじゃない。
クリエイティブで使うならまず利用者がディレクション出来る必要がある。
しかしAGI(Artificial General Intelligence / 汎用人工知能)に進化すればそれも自分でやるようになる。
最近Google がマッピングしたハエの脳を使ってゲームをプレイさせてるポストを見たけどそれもコンピューター上のハエの脳がドーパミンの制御だけでゲームをプレイした。
AGI もドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質をシミュレーションすれば人間と同じ判断が下せるようになる。
そしてASI(Artificial Superintelligence / 人工超知能)まで進化した段階では人を超えてるので仕事はすべてASI に任せる時代になる。
その頃にはUBI などが一般化してのんびりした余生を過ごしたい。
そんな事になるかわからないけど。

更にブラッシュアップしたので追記。




動輪周りや配管を現実にありえるように修正、でも色々と実際のBR64 と変わってしまった。
ピストン部分は実際に動作するようにしたから形状があわなくなった。
しかし動作確認するとすごい。



こんなリグを自分で組もうと思うとあたまが真っ白になる。
時間をかければ出来なくはないけどかなり時間がかかりそうだ。
こういう事こそAI に任せられるのが良い。
実際のBR64 とは違うけどごまかせばわからない。
これ以上やるとデータがめちゃくちゃになりそうだからここからは自分で活用。

仕事でつかえる事がわかったのでPro 版を課金しよう。

2026年4月7日火曜日

相続について

X に書こうかと思ったけど言いたい事多すぎるし読みたい人だけ読めばいいのでブログにする事にした。
自分の記録にもなるので少し脚色しつつ写真も少しモザイクをかけて記録する。

最近SNS で芸能人の子の相続放棄が話題になった。
内訳が明かされてないので詳細はわからないが、相続税が注目され議論される事はとても良い事だと思う。

税率の高さから廃止を望む声、富の分配はするべきと言う声。
制度に賛成の人がルサンチマンでも意見がある事は大切。

ただ子は親を選べない。
どこに生まれ、どんな親なのか。

私も昔から妬まれる側だけど、裕福な人々が集まる土地なだけで我が家は裕福ではなかった。
子供の頃は逆に周りの子たちが羨ましかった。
外食は当たり前、誕生日会なんて自分はやった事がない、なぜうちはないんだろう?
と漠然と思っていた子供時代。
そしてそれが普通で自分は裕福ではないんだと知るのは中学くらいから。

私の父も土地は祖父から受け継いだだけ。
当初祖父はこの土地を借りていたようだけど、地主から買うように言われて金をかき集めて購入した。
実際の契約書類も残っているので名前と細かい住所を隠してここに貼る。


参宮橋に近いこの土地は昭和25年で20500円。
現在の価値換算は難しいけど消費者物価指数は10倍、初任給比較だと60倍ほど。
それでも相当安い。

代々木練兵場は戦後、連合国軍に接収され広大な土地が米軍住宅であるワシントンハイツになった。
近所に練兵場の境界線を示す遺構が残ってる。
その境界ぎりぎりを新宿方面から来る小田急線が走っていて代々木八幡宮を避ける形で代々木上原へと向かう。

明治神宮とワシントンハイツから見て小田急線外側は畑だった。
いくつか建物はあったと聞いてるけど、空襲で焼けてしまったと言う。



当時の登記と思われる書類。
大谷石で囲まれた畑でこのくらい雑でも良かったのかもしれない。
そこへ建てた平屋で小さな家、ここで祖父は大工や家具職人として仕事をしていた。
屋号は残っていないのでフリーランスだったのかもしれない。

これは予想だけどワシントンハイツが返還され東京オリンピックの選手村になってから一気に都市化が進んだのではないかと思う。

父の子供の頃の写真を見るとこのあたりはまだ丘の斜面に草木が生えていた。
近年分かる事だけど丘には代々木八幡同様に竪穴式住居があったようだ。
歌の「春の小川」の元となる河骨川が流れ縄文時代から人が住みやすい場所だったのかもしれない。
そして戦後まで畑を潤してきたのだろう。

父の話では祖父は古い平屋を一部残して解体、廃材を使って新たに自宅を建てたと言う。
父が高校くらいになると祖父と2人で土地の半分の建物を建てた。


その廃材の元と思われる建物を購入した書類も残されてる。
ただしこれは祖父が受け継いだもので購入者は更に前の世代。
複雑な家系図になる、と言うか不明なので関係は割愛。

明治40年に品川の建物を250円で購入、土地ではないのでかなり安い。
しかもまだ海辺の頃だ。
父の予想では祖父はここでも商売をしていたのだという。
そして代々木の土地の家を建て直す時に解体して父と自作住宅を建設と言う流れ。
車なんてないので自転車で牽引したリヤカーで運んだみたいだ。

そして残り半分はちゃんと建設会社に依頼して建てている。
その時の分割支払いの書類などが残ってるので金を集めるのは大変だったようだ。
その新たな住居で育ったのが私と兄の2人兄弟。

祖父が亡くなり父は相続税が発生したようだけど内訳は探し中。
亡くなったのは平成元年、すでに小規模宅地等の特例はあったけど今と違って50%くらいだったかもしれない。
そのせいで控除があっても相続税が発生した可能性がある。

追記
------------------------------
父の納税時の資料も出てきた。
思ったより高額な納税だった理由は祖父が現金をかなり残していた事だった。
父はすっかり忘れて納税額くらいしか残っていないと思っていた。
とは言え納税後数百万しか残らなかったようだ。
バブル期なので路線価は今より遥かに高く控除は土地で消えていた。
祖父の預金が無ければ父はここへ住み続ける事が出来なかった事になる。
------------------------------

平成元年の段階で路線価はかなり上昇している。
新宿の高層ビル群も近く、代々木八幡側からは渋谷の開発が広がっている中間地点。


Wikipedia より淀橋浄水場付近の航空写真
1956年の写真を見るとすでにワシントンハイツ近くは建物が多い。
淀橋浄水場は空襲でも重要な施設の破壊はまぬがれ1956年だとまだ現役。
高層ビル群が建ち始めるのは1965年以降。
その浄水場近くに東京ガスの巨大なタンクも見える、現在のパークタワー。
初台近くは電電公社などの巨大な施設、現在のオペラシティ。
祖父が購入した土地の周りも6年が経ちもう畑はないようだ。
戦後の急成長っぷりが伺える。

淀橋浄水場から見た貴重なガスタンクの写真などがパークタワーのHP で確認できる。
話しを戻して小規模宅地等の特例は現在「被相続人と生計を一にしていた被相続人の親族」が相続する場合に課税対象を80%減額する制度。
最初に書いた芸能人の子は一緒に住んでいなかったので土地建物に関してはこれが使えない。
おまけに大量にある他の資産や不明な資産、著作物もあっただろう。
相続税はそれを10カ月以内に現金で全納する必要がある。
土地建物もそうだけど売ろうにも売れないものが多いかもしれない。
そのコストや時間を考えたら放棄もありえる。

ここまで書いてきた内容からもわかる通り相続税は必ずしも受け継ぐ側が現金で払えるとは限らない。
子は親も場所も選べないからだ。
そして裕福でなければ親もわざわざ現金を用意してる事もないだろう。
少なくともうちはそう。

父は相続の時に相続人が他にいないか調査するように言われたようであちこち役所へ行ったようだ。
当然一部は震災や戦災で焼失。


しかし一部は残っていた。


名前は隠すけど除籍や分家もごちゃごちゃ。
これは祖父がみなしごとして入った家の戸籍。
安政5年、万延元年、と言う言葉が並ぶ激動の時代生まれの記録。

今はこの家とは関係がなく親戚でもない、苗字だけ引き継いでいる。
しかし祖父が子として入っているので探す必要があったようだ。

父は祖父が残した現金で相続税を支払い無事祖父から資産を相続。
そして転機は2011年の東日本大震災。

半世紀経ち古くなった家は父と祖父が建てた部分と建設会社が建てた部分が割れる形で破壊が進んだ。
表の通りから裏が見えるくらい数㎝の隙間、雨風が入るけど住めないほどではなかった。
2011年の段階では近所からすれば相当古いボロ屋だった。
母も体が悪く古いままでは生活できないほどボロ屋。

そこで私が友人を頼って人を紹介してもらったり助言してもらったりして新たな建物を建てる事にした。
色々あって時間が過ぎてしまったけど2014年にRC 5階建ての立派なビルが建った。


土地を担保にフルローン、賃貸部分で返済する計画。
友人の税理士に聞いて相続の事もこの時に聞いていた。
兄はいなくなり自分だけが相続する事になるけどこれなら小規模宅地等の特例、賃貸部分、控除を考えると相続税は発生しない。

ただ路線価はあがり、ローンが完済に近づくとグラフが逆転して相続税が発生しはじめる。
建物はRC で減価償却があっても土地の価格上昇だけはどうにもならない。
固定資産税も見直しのたびに10%以上と言う恐ろしい勢いで上がっていく。

祖父が20500円で購入した土地を継承し、母も3年間だけだけど快適に過ごせた近代的な住居。
このブログは2015年からなので建って1年ほど経ってから書き始めてる。

そして今年2026年、ぼちぼち不具合が出始めてきたけど建物は堅牢で問題がない。
しかしコロナ禍での経済的大ダメージ、父の高齢化でまた相続の事を考え始めていた。

父は賃貸収入で年収がタクシー運転手時代よりも高い。
しかし返済と税金で余裕がでない、だから建物にまつわる修繕はすべて私が支払っている。
この土地に住み続けるために働いてるような状態。

無理にここを維持する必要があるだろうか?
相続税は問題ない、ただ分不相応と言う言葉が的確だ。
昔は良かった、今はそうではない。

これを書いてる今、アルテミス2計画を見てる。
アポロ計画よりも遠くへ人類が到達するさまを数秒のラグがあるだけでリアルタイムで見てる。
アポロ計画の時は生まれてないけど、この歳でまさか人類が再び月軌道上を周回する様を見るとは。
自分も新たな人生を考える時かもしれない。



2026年2月8日日曜日

L26 コストと情景検証

前回同様に今回も技術的なメモ。
前回は素材選びで、今回はさらにその素材と構成を詰めてコストも検証する。

そういえば海外ではL字のアングルでレイアウトを作る人は見た事あるけど、規格化されたアルミフレームを使ったレイアウト制作をしてる人を見た事がない。
こういう時はLLM のナレッジを頼る。
するとアメリカでは80/20と言う会社がアルミフレームを作っている事がわかった。
そして日本よりも圧倒的に高い、

この動画によると約1メートルで125ドル、中国製の互換品で80ドルだと言う話。
一部に採用する人はいるけどフルアルミフレームで全体を作るのは家が建つレベルだと言う。
それは言い過ぎだと思うけど自分が今まで買ってきたNIC のアルミフレームは黒塗装されたものでも1メートルでたったの992円だ。
ドル換算だと現在の為替で6.31ドル。
アメリカで同様のレイアウトを作ろうとすると家が建つほどじゃないけど車が買えるレベル。

日本の高品質な産業用アルミフレームがミリ単位でカスタムオーダー出来てこの価格は幸運だ。
温度と湿度の差が激しい日本ではこの選択はかなりありだと思う。
とは言え木材より遥かに高いのでコストの計算が必要。
とくに高いのはアルミフレームそのものよりもブラケット類。
単価は安くても膨大な数が必要なので高くなる。

話はそれるけど動画の中でモート氏がフルアルミで作っているけど、これはAluset 社にフルオーダーして設計からやってもらったらしいので2300ドル(現在だと約36万円)かかってる。
サイズはわたしのレイアウトの半分くらい。
NIC や80/20 のようなアルミフレームではなくモート氏が航空機設計のプロでもあるそうなので軽量で柔軟なAluset 社のアルミフレームを選択していたようだ。
そのためブラケット接続ではなく内部で接続するタイプで見た目は美しいけどかなり弱い。
実際モート氏のレイアウトは上部に支柱が突き出てしまい高密度ウレタンボードが割れている。

話を戻してテストで買ってある3030アルミフレームに執着せず2020で設計しなおした。

















かなりスリムになったけど、1メートルの梁の中間耐荷重が1/8 くらいになるので支柱を増やした。
そして最も荷重のかかる手前のセクションは2040を縦使いする事にした。
これで逆に3030よりも耐荷重が8倍くらいになった、でも3030より安い。

そして手の届かない部分は潜って下から顔を出せるように考えているけど、アルミフレームのような軽量なワークベンチならキャスターつけて動かせるのでは?
そもそもカグスベールのようなものはどうだろう?
とLLM と相談しながら考えて行きついたのが「超高分子量ポリエチレン=UHMWPE」
産業用の摩擦が極端に低いつるつるの素材。

これを穴あけ加工してアルミフレームの足に取り付ける。
支柱は全部で30本ほどあるので、全重量が100kg を超えても1本あたり3.3kg で余裕。
おそらく10kg くらいあっても余裕で動く。
下がそこそこ高級な分厚いフローリングなので耐久も問題ないはず。

UHMWPE自体50 x 50 x 5mm 中央にザグリ穴加工してもらって1枚900円。
30枚必要なのでこれだけで27000円、でも将来性を考えたら投資したい。


そして3dsmax 上でブラケットの数も把握する。
ヘビーブラケットとノーマルブラケットを使い分けて引っ張った時に歪まないように設計。
それだけでも足らなそうな部分はステーで補強。

2020 総延長  38,620 mm
2040 総延長  24,000 mm 
ヘビーブラケット x 83
ノーマルブラケット x 117
総重量       約 37.8 kg 

これでアルミフレーム全体のコストは約11万円。
さらにUHMWPE や路盤ベース用の高価なフォーレックスなど含めると25万くらいになる。
何だかんだで30万くらいになりそう。
でも2021年から考えていたレイアウトの時は100万くらいかけるつもりだったのでかなり下がった。

次は3dsmax 上で仮の情景を作ってみてアルミフレームや勾配用ステーに矛盾がないか確認。


まずは駅が入っていくトンネルセクション、カーブ全体を隠す。
内部のステーはヘリックスのような作りになってるけどシンプルなので破綻してない。
1層目の高さも稼げてるのがわかったので架線も問題なく張れる。
2層目のカーブ隠しは建物や樹木でごまかす。


逆側のカーブは山で隠す、こちらは自然多めのセクション。
前に書いたけどここには古城も作る予定。
こちらは特に重なりとかないので問題ない。


問題が起きたのはゼメリング風セクションのFleischmann Viaduct  付近。
ここはどうしても掘り下げないと高さを稼げない。
地面を掘ってみるとアルミフレームが出てきてしまう。
下げ過ぎると地下ヤードへ続くスロープと衝突する。
ここは構造を考え直す必要がありそうだ。


下をのぞくと地面のへこみはスロープをぎりぎり回避していたのがわかる。
問題はアルミフレームとステーが飛び出さないようにする必要がある。
オープントップだとここが難しい。


あれこれ考えてアルミフレームを橋の構造に隠す方法を取ろうかと思う。
橋は3D プリンターで作るつもりなので中空にしてアルミフレームを囲うイメージ。
そうすれば3D プリンターのレジンなどが劣化しても勾配が変わる事がないし修正も可能になる。
ライフワークなので長いスパンで考える。


アルミフレームがかなり増えてしまったけど、それでも数千円のコスト増レベル。
ヤードへのスロープとの干渉も問題なく設計できた。


まだまだ考える事がある。
撮影前提なので次は情景のどこからの眺めが最高になるかを見ていく。
でもこれはじっくりやりたいので次回。


いつもの事だけど、ここまでCG で制作してレンダリングまでしちゃったら現物作る意味あるの?
ってグレッグ・イーガンのディアスポラで確かオルランドが言った言葉。
「予測と現実の結果が同じなら何故シミュレーションで済まさなかったのか?」
という皮肉を思い出す。
でも手を動かしたい、何より車両も走らせたい。

まだまだプラン検証は続く。

2026年1月30日金曜日

L26 プランの技術検証

前回に引き続きプランを考え続けてる。
今回は技術的な内容が多く、ほぼ自分用のメモ。

ずっと同じことを言ってるけど自分は天然素材を避けてレイアウトを作成したい。
以前簡易的に作っていたレイアウトは木材をベースにして作っていたけど極端に乾燥した環境だったので変形が激しかった。

次のレイアウトはほぼ天然素材がない予定なので検証とコストも考えなければならない。
幸い以前作ろうとしたレイアウト用にアルミフレームはすでにある程度買ってあるので残りの資材とコストを計算する必要がある。

今回のプランのレール全表示。
地下ヤードも含めると総延長は175メートル。

















そのレールを支えるワークベンチから。
前回から少し考え方を変えて、2メートルのアルミフレームを更に増やした。






















SCARM 上だと簡易的なので、これから実際にスケールを合わせて3dsmax 上でシミュレーションする。
前にもやった事があるので手順は同じ、SCARM からPDF で書き出し、Illustrator でパスを編集。
3dsmax へパスをスプラインとして読み込み編集という流れになる。

SCARM に限らないけどベクターを扱う系のとくにCAD 系のソフトは後の事を考えないで出力する。
これはVectorWroks もそうで仕事でプロジェクションマッピングの制作などする時にPDF を元に3D化しようとすると必ずパスの最適化と言う重労働が待ってる。
SCARM が吐き出したPDF をIllustrator で見ると酷い、いらない線や文字が大量にある。
しかしVer2 になってまだましになった気がする。




















これをシェイプ形成ツールなど駆使してごみのない状態にする。
近年Adobe は非破壊編集へ舵を切っていてパスファインダーもシェイプ形成ツールも
複合パス前提になってしまった。
複合パスだとトポロジーが定まらず3dsmax 上で閉じたスプラインにならない。

ではどうするか?ハサミツールで一旦ぶった切って1つの閉じた輪にしてやる。
なんでこんな面倒な事をしないといけないのか、自分の使い方がマイノリティなのは分かってるけど強制複合パスはやめてほしかった。




























Illustrator できれいにした結果がこれ。




























Illustrator もかれこれ29年も使ってる。
3dsmax も3D Studio MAX Release 1.0 というWindows NT 専用ソフトとしてリリースされた最初のバージョンを当時大学生だったので学生版を購入した。
しかも大学に入っていた画材屋のToo で買ったので、いまだに購入代理店登録がToo のまま。
そして大学はMac で学んでいたので自分は完全に異端児だった。
Illustrator Ver7 のWindows 版が出た時はめちゃくちゃうれしかった。

そんな懐古なんてどうでもよくて、さっそく3dsmax へ読み込み。

















今回は勾配をちゃんと見たかったのでAI の力を借りてスクリプトを書いてもらった。
最初はGemini の方がMaxScript のナレッジが詳しいと思ってGemini と格闘したけど少しも動くものを生成してくれなかった。
あきらめてChatGPT にやってもらったら初手から微妙に動くスクリプトを書いてくれた。
これならいけると思い1時間格闘して、最終的にダミーを始点と終点にするアイデアを出したら完璧なスクリプトを書いてくれて複雑に曲がりくねる勾配のある路盤を作れた。
前にもSCARM から3D に起こしたけど、その時は勾配をただオブジェクトを斜めにしただけだった。

まずやるべきは路盤同士のクリアランスの確認。
こればかりはSCARM 上では確認できない。






















80mm 以上、最大で100mm ほどのクリアランスがある事がわかった。
NEM 規格の架線は65mm 前後なので余裕がある。

すでに2メートルのアルミフレームでPC を複数支えてるので強度はわかっているけど、念のためGemini とChatGPT に意見を聞いてみた。
経年劣化はないけど2メートルだと何か大きな負荷がかかった時に変形するだろうと言う。
ワークベンチは1メートル置きに支柱を設ける事にした。

ついでに勾配区間の微調整もできる構造体の検証。
3dsmax で自分のイメージ図を作り、これをGemini に読ませて意見を聞く。
Gemini はChatGPT より鉄道模型のナレッジが豊富。

















ワークベンチのアルミフレームの上に純粋に1.5%勾配のためのアルミフレームをのせる。
そこから勾配区間用の構造体をのせて最終的にナットで微調整しやすい設計図が出来上がった。

























片持ち区間もどうしても出来てしまうので、勾配用アルミフレームをサンドイッチして片持ち対応する。

























Gemini はおりこうすぎて過剰な設計になるけど、そこは人間の直観も入れて柔軟に考えた。
やはり最終的に決定するのはクリエイティブ、人間の仕事。

それぞれの素材の特性も聞いてガルバニック腐食が起きない組み合わせも考えた。
アルミフレームはもう決まってるので、ロッド、ワッシャー、ナット、プレートの素材が重要。
三価ホワイト/三価ブラック、ユニクロームなどで構成。
ステンレスバネ線も使うけど路盤のスタイロフォーム補強のためだけに使う。
ステンレスだけは他の金属に接触させるわけにはいかない。

そして路盤の構成もGemini とChatGPT の力を借りて考えた。

1  Woodland Scenics Track-Bed
2 スタイロフォーム15mm嵩上げ・消音吸音
3 発泡スチロール用ゴム系層間固定(点で複数個所接着)
4    ステンレスバネ線3mm + 発泡スチロール用ゴム系層間固定
5 フォーレックス5mmメインベース
6 No.5000NS(0.16mm)層間固定
7 路盤ベースプレート

かなり強力な路盤だけど、厚さは約20mm しかない。
天然素材を使わず、加工もしやすい素材が選定できた。

3dsmax へ戻ってワークベンチを実寸で作成。
さらに勾配用構造体も組み込んだ。

















一部を拡大、1.5%勾配用アルミフレームの上に微調整用構造体。
複雑にレイヤーがある所は一般的なヘリックス構造にした。

















レールをのせてみるとこんな感じ。

















下のフィドルヤードへ続くスロープはいくつか吊り下げ式にした。
地下スロープの見た目はどうでも良いので精度と安全性だけを考える。
下には巨大な総延長90メートルのヤードが作れる。

















そして前に作った部屋と合わせてみる。

















前の部屋ぴったりのレイアウトよりかなり余裕がある事がわかる。
3D 化してみるとよりサイズ感がわかるようになって良い。
しかも構造の把握もできるので、SCARM からかなり変わった。

だいぶ見えてきたけど、まだまだ検証を続ける。
つぎは実際にH0 スケールサイズの列車の動きを見てみるため動画をレンダリングした。
7両と10両を用意して外周と内周で2編成ずつ計4編成。
スケールスピード100m/h で見てみた結果がこちら。


ありがたい事に久しぶりに動画をアップして2時間で3件も温かいコメントがついた。
ぼちぼち再開だ。

最後にAI について...
もう欠かせない存在になったAI サービス。
今回レイアウトプランを数年ぶりに再開してAI も活用、ChatGPT Plus とGemini Pro に課金してる。
どちらも独自のリアリティフィルターを設定して極力ハルシネーションを起こさないようにして、起きたとしても推論として分離させてる。

鉄道模型はGemini Pro の方がナレッジの幅が広く理解力もある。
ChatGPT は若干苦手なようでナレッジになさそうな事が多かった。

ではGemini だけで行けるかと言うとそうでもない。
Gemini は文脈を読むことよりもその場のチャット構造を理解しようとする。
なので以前話した内容はすっかり忘れて同じことを何度も言ってきたり説明もする必要がある。
そのくせ強力なワードを記録するようで何度も「プロフェッショナルなあなたは」みたいにおべっかを使う。
パーソナライズしてもなかなか収まらない部分。
ChatGPT は文脈をよく読みちゃんとIQ の高い人と会話をしてるような進め方ができる。
なのでChatGPT には文脈が必要な設計や相談をした。

現在のGPUで加速するAI はLLM (Large Language Model:大規模言語モデル)
なのでAI といってもなんちゃってAI だ。
アニメや映画やゲームに出てくる未来的なAI とは全く違う。
それらはAGI (Artificial General Intelligence:人工汎用知能)と呼ばれるもので、イーロン・マスクの楽観視だと2026年内に誕生すると言う。
1年前ならそんなの嘘だぁ!って思ったけど今はそうは思えない。
そして更に先にはASI (Artificial Superintelligence:人工超知能)が待ってる。
ASI まで来るといよいよシンギュラリティで人間を超える存在になる。
しかもそんなに遠くない。

自分はAI に仕事を奪われる側の人間だけど、正直AGI /ASI は大歓迎。
早くAI とロボティクスで人間をサポートして欲しい。
そしてUBI のようなシステムになってくれれば仕事は必要ない。
ただひたすら趣味に没頭したい。
がんばれAI!


2026年1月25日日曜日

L26 新レイアウトプラン

ようやく仕事が完全に戻り鉄道模型もぼちぼち再開するかなと思ったら円安地獄。
最後にレイアウトを考えてからだいぶ経ってしまった。

まずはレイアウト制作に直結する英ポンドの様子を見てみる。














私が欧州鉄道模型を開始した2016年の英ポンドはまさに天国、130円前後だった。
良い時期にPeco のレールを使用したレイアウト制作を開始していた。
それが今日は212円...

では一応ユーロも見てみる。














私がLippe で購入開始した時期は114円時代、もっと良い時代もあるけどこれでも黄金時代に見える。
それが今日は184円...

円の信用度が低いという事もあるけど、世界情勢に伴う未来予測が出来ない時代。
日本自体もっと明るい未来が見えてくれば世界から注目されまた150円台くらいに戻るのかもしれない。
少子化や高齢化、労働力不足はこれからAI やロボティクスでカバーできる。
アニミズムベースの文化を持つ日本はAI とロボティクスと親和性が高い。
特定宗教や銃崇拝のあるような国ではこれは難しい。
私は日本の未来は明るいと思ってる、でもまだ世界はそうは思ってない。

そんな事いっても円高にはならない。
今この時代、この瞬間を生きて楽しむことが私の人生観。
昔のようにまた鉄道模型も楽しもう。

と言うわけで新たなレイアウトを考える事にした。
SCARM もVer 2 にメジャーバージョンアップされたので触ってみる事にした。

まずは前回までのレイアウトプラン、もう2年半放置していた。
2021年から部屋を広く使えるようになり考えたプラン。

部屋をフルで使い、人のいる場所を最低限にし、撮影を重視した設計。
アイランドキッチンが邪魔だけど何とかなると思って考えていた。












地下フィドルヤードもフルで考えていた、ワークベンチや情景を避けたデザインもしてる。


撮影と情景ジオラマ重視、誰かと一緒に眺める事はいっさい考えてない。
完全に自己満足のレイアウト構成だった。
しかし円安のせいでモチベーションが下がり停滞。

2年半経ち、年末から続く仕事もいったん落ち着いてやっと正月気分。
そういえばSCARM 2 が出たな?
ちょっとレイアウト見てみるかと思っていじりはじめたら楽しくて止まらなくなった。
まだバグも多いけどちょっとした思考のひっかかりがなくなった。

これが新レイアウトプランの1回目。































2年半前までのレイアウトから1ループ減らし、ぎゅっとサイズも半分近くになった。
情景ジオラマをつくるスペースはなくなったけど部屋のなかでの圧迫感は減った。
それでも巨大だけどテーブルやソファを置く余裕はできた。

個人的に大満足なリバースも出来る複雑なポイント部分は活かしたいのでそのまま。
上部ループは10cmくらい登れるので駅も下に入って行くように変更。
これでも前回同様最大勾配は1.5%になってる。

フィドルヤードは名前の通りTrainSafe からの入れ替えをメインにした。
総延長は170メートルで2年半前から70メートルくらい小さくなった。

しかしもう少し大きくして手の届かない部分へのアクセスを増やす事にした。



























あまり変わってないように見えるけど、奥行き全体を5cm ほど広くした。
これでメンテナンスも楽になった。

地下フィドルヤードへの進入を駅からに変更、これで右側がすっきり。
そして地下をもっと広く使うためにヘリックスを採用してみる。
SCARM2 からヘリックスのデザインが簡単にできるようになった。















ヘリックスを設けた事で地下を広く使えるようになりヤードは最大6メートルの長さに。
ヘリックスのベースボードはGemini Pro に考えてもらって設計。

鉄道模型のナレッジはChatGPT Plus よりも豊富なのでヘリックスの理解度も高い。
ただリアリティフィルターを設定してもGemini の方が余計な事をしつこく言う。
でもどちらも便利なので両方課金してる。

寸切りボルトを使ってヘリックスを建てる方法などをGemini と対話して設計。
そうやって思考してるうちに面倒なヘリックスじゃなくても同じ設計でスロープでも良くないか?
と思って次のプランへ。



























ヘリックスを廃止しつつヤードの長さはほぼそのまま。
複雑にうねってるのがスロープ。
うねりはワークベンチと支柱を避けつつ上の階のレールから7cm下を通過するため。
寸切りボルトを使う前提にしたら急に自由度があがった。
ワークベンチとオープントップデザイン。
アルミフレームのみで構成するつもりだったけどこれでかなりコストも下がるし自由度もあがる。
ちなみに総延長は196メートル、結局昔と変わらない。

SCARM の3D View 表示をいくつか。

















全体的に均等に高さを稼ぎ、70mm 以上にして架線のNEM 規格が通るようにした。
でも架線をやるかはまだ決めかねてる。

















地上も地下も勾配は最大1.5%。
実際は制作開始してから資材の厚みなどで上下するだろうけど1.8% は超えないはず。

















ヤード部分の3D View かなり広い、ライフワークとしては不十分だろうけどTrainSafe がある。


次はいくつか詳細。
















複雑なポイント部分は2年半前と変わらず。
自分がやりたい理想的な構成なので変更する必要がない。
センターのクロスレールが極小リバース線、しかも複線どこからでもリバース可能。

そして2線式と3線式の切り替えもそのまま計画にいれる。
外周のみ3線式対応にするけど、地下フィドルヤードの3線式対応はやめる事にした。
これで面倒なポイントの制作がInsulfrog の4本だけになった。
KÖF など短い3線式車両は走行させない、代わりに別レイアウトを後で考える事にした。

次は左側ループ部分。


ここは上に来る複線も含めてトンネルに消える。
出来るだけカーブを見せないのも昔からのコンセプトのまま。
駅が入り込んでる事でまだ先があるように見せる演出もする。
ここは2年半前は渓谷だったけど、今回は地方都市のようなイメージになる。

次は右側のループ。

















ここもカーブ部分はトンネルで隠す。
そしてトンネルを抜けるとゼメリング峠のような情景、これは2年半前から変わってない。
トンネルの上にはクラムの古城を作る予定。
Fleischmann Viaduct はゼメリング線にある低い橋、これも自作する予定。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Railjet_on_Fleischmann-Viaduct,_09.07.2016.jpg

情景ジオラマを作れるのはほぼここだけ。
2年半前のように渓谷や川、湖などはたぶん作らない。
実際に制作に入ってから余裕があれば作るかもしれない。

次は地下フィドルヤード。

















地下の高さは20cmで手が入るようにした。
右側にTrainSafe の入線も出来るようにする。
地下だけで総延長は92メートル。
当然すぐにはこんなレールを揃える事はできないので、何年もかけて拡張する事になる。

Peco のフレキはすでに50本買ってある、でも上層だけでも50本足りない。
ポイントはすべてあるし、予備もたくさんある。
今より円高の時に買っておいて良かった。

フレキは当時Hatton’s があったので25本セットが55GBP で当時8000円くらい。
Peco は段階的に値上げをしていて10年前とは比較にならない。
Hatton’s  を引き継いだRails of Sheffield の現在の価格はVAT を引くと99GBPになる。
更に円安で25本が約2万円、2セットプラス送料で5万近く行くかもしれない。





















ちなみに現在KATO はPeco の代理店でもあるので日本国内での価格を見てみる。























1本1265円なので50本だと63250円。
まだ個人輸入の方が安いけどレールはイギリスからだと雑に送られてくる事が多い。
KATO で買うのも良いかもしれない。
10年前は送料入れても2万円くらいだったのが今は3倍以上といえる。

円安が続けば地下のレールはKATO のフレキにするかもしれない。
Code 83 とCode 100 の変換はPeco も出してるのでいける。
ダブルスリップはPeco を買うしかない。

次はワークベンチ。

















すでに購入してあるアルミフレームを使ったワークベンチ。
高さはフィドルヤードの基礎が床から80cm、上の情景ありのステージが100cm~130cm くらい。
アルミフレームなので更に上空にシェルフのように2層目も計画してる。

私は湿度が低い環境が好きなので冬20%以下で夏40%以下。
そのため木材が使えない、購入して何か月も反りを強制すれば良いけど資材スペースがない。
前から書いてるけどアルミフレームとプラダン、スタイロフォームをメインに使用する。
しっかり固定する必要のある部分だけ木材を使う予定。


プランの段階からすでにライフワーク感がある。
とくにプランはじっくり考えて間違いのないようにしたい。
制作開始はいつになるかわからない。
ライフワークとしてじっくりやっていこう。